一般的な猫の鳴き声
皆さんは猫の鳴き声で猫の気持ちがどこまでわかりますか?
猫の鳴き声は、その猫が今何を考えているかを察知する大事な要素です。
一番良く聞く鳴き声は、お腹が減って食事をおねだりしたり飼い主の関心を引き付けたりするときに鳴く「ニャー」「ミャー」「ニャーオン」という鳴き声です。
語尾に「オ」を付けて、力強く鳴くときは、要求の程度が強いときで、放置すると機嫌を損ねます。
また、嬉しいときや喜んだり、満足したりすると、喉をゴロゴロと鳴らします。
時には、緊張したり、ケンカなどで相手を威嚇するときや防御姿勢になったときなどに「フーッ」「シャーッ」という声を出すこともあります。
鼻に皺をよせて、背中を丸くして毛を逆立てて、きばをむいてこの声を出されると本当に怒っているなということが伝わります。
要求や不平の程度を鳴き声の大きさや抑揚によって様々な気持ちを表現するのは人間と同じですね。
口をパクパクして何かを話すように訴えかける猫の動画
こちらの猫は、言葉を覚えたての人間の子供のように口をパクパクさせて「ほにゃ、ほにゃ、ほにゃ・・・」と語りかけています。
何を訴えかけているのでしょうか、時折、口を大きく開けたり喉を鳴らす大きさも変えたりしています。
次に紹介するこちらの猫は、シチュエーションから想像するに、窓の外から部屋の中に入れてくれと訴えていると思われます。
こちらの猫も「ほにゃ、ほにゃ、ほにゃ・・・」と鳴き続けていて、かわいいので飼い主は、撮影しながら「何言っているの?」という態度だったのでしょう。
「what’s?」などと言って放置して撮影を続けていると、我慢できなくなった猫が、いい加減にしろとばかりに「シャーッ」と怒りの声を上げます。
鳴き声をチェックして病気を予防することも必要
猫の鳴き声はとてもかわいいのですが、病気を未然に防ぐ一種のバロメーターであることも忘れないでください。
猫の鳴き声や、鳴く頻度は猫の個体差が大きいのですが、普段と違う声や、大きさの異なる声で鳴く場合は、異変が起きている可能性がありますので、よく観察することが必要です。
すぐに治まることもありますが、サインを見逃して放置してしまうと悪化してしまうことがあります。
なかなか治まらないときは、早めに病院に受診するようにしましょう。
例えば、排便時に苦しそうな声で鳴けば、便秘を起因とする排便困難を疑わなくてはいけません。
また、訴えかけるように大きな声で鳴くときは、過剰なストレスを感じていることが疑われます。
ストレスは様々な病気の元となるため、状況に応じてストレスの発散が可能となるような工夫が必要です。
活発に遊べるようスペースを確保したり、おもちゃで遊んであげたり、オヤツを与えたりして積極的にかまってあげましょう。