意外と辛抱強いねこたち
ねこに対する一般的な印象というのは、わがままで自分の好きなように行動するというものが強い傾向にあります。
確かに、多くのねこたちは何かがイヤだとなったら、その近くには寄りませんし、すぐにその場から離れて行ってしまいます。
しかし、中には辛抱強く我慢したり、あまり気にする様子を見せなかったりするねこたちもいるのです。
そのお手本とも言えるようなねこちゃんが、『怒らない猫 ~ Baby bite cat’s tail ~』に収められています。
クッションの上に座ってのんびりとしているねこを見て、赤ちゃんがどうしてもこのねこちゃんと遊びたいという感じで、いろいろとちょっかいをかけてきます。
最初は触っているだけですが、次第にエスカレートしていき、しっぽをつかんだり、そのしっぽでねこちゃんの顔をなでたり口に入れようとしたり、かなり好きにしています。
しかし、そのようなちょっかいにも動じずにねこちゃんはじっと我慢していて、時には一緒にじゃれるような素振りも見せました。
決して怒ることなく、赤ちゃんに付き合ってあげているという感じで、家の中での自分と赤ちゃんの位置をきちんとわきまえているようにも見えます。
眠そうにしていましたので、ゆっくりと一人で静かにしていたいのでしょうが、そこから立ち去ることもなく、赤ちゃんとしっかりと遊んであげて、まるで自分が世話してあげているような気持ちでいるのかもしれません。
大人になると落ち着いてくるねこも多い
若いころのねこは、どうしても活発ですし感情も強いので、何かちょっかいを出されると敏感に反応します。
時には爪を立てて怒ってしまったり、すぐにそこからプイと離れてしまったりすることがあるでしょう。
しかし、年齢を重ねてしっかりとした大人になるとねこも落ち着いてきて、だんだんとこうしたちょっかいにも寛容になってくるものが多くなってきます。
よほど眠いなどの場面でなければ、ずっと飼い主や家族と一緒にいて、時間を過ごそうとします。
こうした様子を見ると、ねこの飼い主に対する愛情が見えてきてほんわかとするものです。
赤ちゃん相手でも我慢強いねこもいる
赤ちゃんは時にねこなどをつかんだりたたいたりするため、ペットが嫌がったり怒ったりしてしまうこともあります。
ねこの場合は、怒ると赤ちゃんをぶってしまうこともありますので注意が必要です。
しかし、小さいころからねこを優しく扱い、きちんとしつけをすると、落ち着いた寛容なねこへと成長します。
赤ちゃんも一緒に楽しんでねこと遊べるように、ねこをきちんとしつけるようにしたいものです。
動画のように何をされても動じないというねこは珍しい部類に入りますが、しつけられていればたいがいのことは我慢して一緒にいてくれるようになるでしょう。